
ご予約制にしていない理由
諸事情により、現時点ではお席はご予約制とはしかねております。
主に以下のような理由によるものです。
※これらを回避できる方策がないか検討してきた結果、
説明責任を果たせる対処手段が見出せる見込みとなりましたので、
12月よりランチのみご予約可とすることを予定しております。
①責任をもってご予約を承るための体制がありません
一人での運営のため、営業中・営業時間外に関わらず、お電話対応できない
時間帯が多く、またご予約管理の手間も相応にかかってしまいます。
またオンラインでのご予約受付システムは、容易であるぶん安易にもなりやすく、
飲食業界ではトラブルも頻発しており、これへの対応コストも小さくないだけでなく、
ご高齢者にとってのご利用のハードルが上がってしまいます。
さらにこのシステムを採用するためには時間制を設定しなければならず、
下記④の問題ともつながってきます。
②お客様にとって不利益となる場合があります
ご予約の時間帯によっては、他のお客様のご利用の機会が損なわれることに
なる可能性が生じます。仮に5名様のご予約を19時に承ったとすると、その時間に
そのお席を確保しておくためには、開店時間より19時までの1時間、5名様ぶんのお席を
空席のまま置いておかなければならなくなります。その間にお越しになった2名様以上の
お客様にとっては、「外から見てガランと空いていたから来てみたのに、入れない」
という状態となり、「ではいつ入れるのか」が常にわからない、
「近所の食堂」とは呼べない店となってしまいます。
また19時から5名様がご予約をもって入店される場合、ラストオーダーが20:30で
あることを考えると、事実上ほぼ貸切状態となってしまい、その営業中は他のお客様が
まったく入れなくなる可能性も高くなります。
③店側にとって不利益となる場合があります
上記②のような事態が発生する場合、店側としても採算構造に支障を来すこととなり、
またお客様の信頼も失う可能性が生じてきます。
④コンセプトとの齟齬が生じてくる可能性が生じます
仮に1営業2部制など時間制を採用し、ご予約を承るための
物理的な体制を整えられたとしても、「今日はちょっとレストラン気分に
とんかつでも食べに行こうか」というときのための
地域の食堂(カンティーヌ)という当店のコンセプトにはそぐわなくなってしまいます。
いずれも、店側に十分なスタッフや席のキャパシティがあれば
回避できる問題なのですが、現時点では如何ともし難く、心苦しいばかりです。
どうかご理解をよろしくお願い申し上げます。