(つづき)
政治は、これからの日本の形を、どう描くのか。そのために、企業は、どう資するのか。その結果市民は、どのように行動するのか。
そして飲食業は、どのように変わるのか。
それが私の、今なすべきことです。
私は、⑰番の投稿の中で、これから飲食店がいくつかのパターンに分かれていくのではないか、と予想しました。
その中で私自身は、④の戦略を採ります。
リモートワークであるか否かを問わず、単身暮らし、ファミリーである(子供がいる)かどうかを問わず、
今や、多くの人が考えるようになったことは、究極的に収斂させていくと、次のことにつながっていくのではないかと、考えています。
「もっと、自分の人生を、自分の価値観にしたがって、自分自身で、ハッピーにしていこう。」
それは別に、これからどんどん独りよがりに個人主義化していく、という意味では全くなくて、
それが他者を助けることであったり、社会貢献することであったり、
家族を大事にすることであったり、趣味でつながる交友をひろげていくことであったり、
いろいろな形があると思いますが、いずれにしても、
わけのわからない、「〜ってのは、そういうもんだ」という根拠なき束縛と権威主義に、自分の人生を無駄に削り取られたくない、という生き方が、もっと尊重され、重要視されるようになっていくのではないか、という予感がしているのです。
そんな社会の中で、どんな「食の楽しみ」を提供することができるか。どんな「食事の場」を作ることができるか。そしてトータルな意味で、どんな付加価値を生み出すことができるか。
これが、私の新しい店、「とんかつカンティーヌ+(プラス)ゆめみるこぶた」のテーマとなっていきます。
具体的にどんな料理を提供するつもりかは、また改めて、お知らせすると思います。
そのコンセプトは、⑬番の投稿で触れたように、一見、二兎を追う者のように思われるかもしれません。しかし今の時点では、私の中には、それが矛盾なく両立できそうなイメージが、ようやく出来上がってきているのです。
以前のとんかつカンティーヌと同じように、
お一人のお客様が、「今日ちょっとふんぱつして、ちゃんとしたもの食べたいな」というその日の気分で、ふらっと立ち寄れること。
あるいはご夫婦などのお二人のお客様が、「今日は、外で食べようよ。ちゃんとしたもの、少しゆったりした気分で!あなた、先いって、席とっといて!」と、空席をリアルタイムで確認して、待ち合わせることができること。
そしてとんかつカンティーヌ+として新たに、
記念日、お祝いごと、ちょっととびきりの外食、そんな機会に、日を決めて、期待を膨らませて、ご家族で訪れることができるハレのお食事、
そしてそれが、下丸子の近隣にお住まいの方でなくとも、そういうときに利用できるような、
そういう制度があること。
とんかつカンティーヌ+では、改めて、ご予約制度を整備します。
その上で、「予約なしのご来店」か、「予約の上でのご来店」かによって、二種類のご利用の仕方ができるようにするつもりです。
ご予約なしのご来店の場合。
これは主に、近隣にお住まいの、お一人、あるいはお二人のお客様のご利用の動機を想定しているもので、かつてのとんかつカンティーヌとだいたい同じような「定食スタイル(実質的にはコースっぽかったですが)」のご提供となります。
そして「その時期、その日にたまたま訪れたことを、ちょっとラッキー」と思えるような、より季節を感じていただけるような内容として、以前よりも充実させたものになるはずです。こちらは、3000円前後のお食事とする予定です。
そして、ご予約でのご利用の場合。
こちらは、ちょっと特別な日、ちょっとふんぱつの日、にふさわしい満足感をご提供するための、「コース料理スタイル」となる予定です。こちらの内容は、今の時点では「お楽しみに!」とだけ、お伝えしておくにとどめます。
このコース料理は、6000円〜7000円くらいの価格となる予定です。ただし小学生のお子様に関しては、上の3000円の定食スタイルでのご予約も、承れるようにする予定です。
長いこと見つからなかったパズルの最後のピース探しも、ようやく、最後の段階まで来ています。
(つづく:次回最終話)
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