top of page

とんかつカンティーヌの、これから~ ③カフェ業態に転換した、今まで語っていなかった理由

(つづき)


なぜこのタイミング(6月〜)で、突然カフェを始めようと考えたのか?


このことに唐突さというか、不自然さを感じられた方も、多かったかもしれないと思っています。「いや、カフェは、自分は別に、求めてない、かな…」と。特に、デリ業態になってから新たに多くいらしてくださるようになった、ファミリー層のお客様には。

カンティーヌ時代から当店をご利用だったお客様には、まあ、あの店主だったらやってもおかしくはないかな、と思われたかもしれませんが(笑)。


その意図は過去にご案内したように、


「コロナ禍も落ち着きを見せ始め、とうとう新しく社会が本格的に動き始めていく中で、この抑圧された2年間の『リハビリ』――ちょっと外出したい、少しゆっくりと外食をしたい、となってきた気持ちと、依然としてなんとなく不安が常態化してしまった心理を、実際の行動に慣らしていくためのプロセス――として、気軽に外出・外食できる『場』である、カフェをご利用ください。」


という思いがありました。


意識変容、行動変容があって、その継続の結果さらに意識変容が定着して、生活スタイルそのものの感覚が自宅中心・近隣中心に変わってしまった方も多いと思われる中、やはり日常の中でもちょっと非日常気分になれるような「場」を作りたいな、と思いました。


そして、

「今までおかず買って帰るだけだったけど、店内で座って食事すると、こんな雰囲気なんだ…」

ということを、体感してもらえる機会をまずは提供したい、ということも、同時にありました。


「空間はカフェ、使い方は食堂、体験はレストラン。」


というとんかつカンティーヌのコンセプトは、常に健在なのです。



しかし、です。

実際には。

本当のところを言うと、それは「カフェをやりたいな」という「積極的理由」のほうの説明であって、


それに先立って、「デリ業態を、これ以上続けるわけにはいかない。一刻も早く、デリ業態は終了させなければならない。」と考えるに至らしめた圧力的状況も、「消極的理由」として、あったのです。


(つづく)


閲覧数:37回0件のコメント

関連記事

すべて表示

カンティーヌランドについて(ピン留め記事)

カンティーヌランドは、2022年2月、それまでの従来の形のホームページを大改修して、公開されました。こんな形でも、当店公式の、普通のホームページです。 ホームページは開店当初より、すべて私が自分で作っていたのですが、途中から、あれもやってみたいな、これもやってみようかと、開...

店主の自己紹介(ピン留め記事)

とんかつカンティーヌゆめみるこぶたの店主です。個人事業として経営しています。とんかつカンティーヌゆめみるこぶたのホームページ、「カンティーヌランド」の公開に合わせて、ブログを開設することにしました。 2019年4月の開業時以来、理由があって意図的に、自分に関する情報を明らか...

2025年 年初の思い ~崖っぷちの2025年

なんとか2025年が明けました。明けないかと思いました。少なくとも店の中にいて2025年が明けるのを迎えられることはないのかもしれないという可能性を、捨てきることはできませんでした。2024年の後半くらいに至っても。つまり2024年のうちに店がなくなっているという可能性が、...

Comments


bottom of page