店主は、なぜこのタイミングで、カフェ業態をやろうと考えたのか?
とんかつを、再び出す気があるのか?ないのか?
これから、どうしていこうと考えているのか?
【①「飲食業界」の話ですが、実際は、「あらゆる市民生活」に関わるかもしれません】
連載【カフェ業態を始めた今、考えていること】をお読みくださった方には、心よりお礼を申し上げます。
ここまで、私が「なるべくお客様に対して、本来の営業情報以外のこと—―従来の常識的には、そこまで大っぴらに語るべきでないとされてきたこと—―までをも、なるべく情報公開していこうというポリシーを持っている」ことについて、お話ししてきました。
その理由は、
1)経営者が投資家向け情報として、良いことも悪いことも透明に説明する責任があるというのと同じように、日頃支えてくださっているお客様に対しては、今自分を取り巻いている状況について、説明しておきたい、あるいは、ある種の説明責任を負っている、と考えているということ
2)飲食業界という世界の裏側や内情を、社会の構成要素の一部をなしている情報として、公開し、一般に広く知ってもらいたいと考えているということ
の2つであって、
ここまでの連載では、2)のことになぜ意味があると言えるのか?について、語ってきました。
今ここから、今後の構想、予定の話を始めるにあたって、「飲食業界の話」を、「飲食業界とは関係のない」皆様にお話しするための、前置きでした。
この世界には、知られていない、語られていない、闇のような部分が、山ほどあると思っています。そのことが、多くの重大な問題の、根本的で抜本的な解決の発想を、阻んでいる要因になっていることも、多分にあると予想しているのです。
さてここからは、ここまでの 2)の話を引き継いで、とうとうタイトルとなっている本題に入っていこうと思っています。
ここまでの連載をお読みでない方に対しても、今回の文章は、タイトルの疑問にはお答えできるようにはなっていると思います。
(しかし…やはり、思っていたよりも、相当長くなってしまいました。分割連載になります。)
改めまして、私が今何を考えているのかということ、その背景には何があるのかということを、お話しようと思います。飲食店、飲食業が直面している、業界的な内情の話になりますが。
しかし飲食業の内情の話とは言っても、実際、食に関わる物流(今回の話は、業務用の「食」、一般消費者の「食」、両方に関わります)は、全国民の生活そのものに直結しており、その影響する範囲も、一般的な想像をはるかに超えるほど広範にわたります。今のこの状況は、飲食業とかの話だけではなくて、食料品の話だけでもなくて、これからの消費者生活全体を、暗示することになるかもしれないとすら思っています。
この話は、時間的には、今年の3月ごろにまで、さかのぼるところから始まります。
(つづく)
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