

お知らせ掲示板


2025.10.2
【 新価格、新メニューがスタートしました 】
トップページ「カンティーヌランド」の立て看板で別途文書として告知を続けてまいりました価格改定が、10月1日、適用となりました。店内、テイクアウトともに、新メニューとなりました。「メニュー」ページ、「café Kobuta」ページを、どうぞご参照ください。
今回の価格改定は、高騰し続ける食材原価や資材包材費などに対応するための改定ですので、料理の内容自体には、大きな変化がありません。心苦しくはありますが、どうかご理解いただけたらと思います。
3年間価格をまったく変えてこなかったなかで溜まっていたひずみが一気に噴出した、という比較的大きな変化幅の価格改定となっております。
ただ、とはいえ、全く何も変わらない「単なる値上げ」にはしたくなかったので、料理に大きな変化こそありませんが、小さな変化はいくつか入れております。そこに付加価値を感じていただける方であれば、きっと感じていただけるであろうと考えた、私なりの小さな変化です。
また、テイクアウト商品も、より充実することとなりました。テイクアウト商品に関しては、価格の変化はほとんどありません。店内だけでなく、テイクアウトもどうぞご利用いただけたらと思っております。
テイクアウト商品を店内でイートインすることができる「café Kobuta Table」も、2席だけですがご用意がございます。
また、今回の価格改定を、店自体の変化のチャンスと考え、店名も少し変わりました。
今までは”とんかつカンティーヌ ゆめみるこぶた”という店名でしたが、この度、
”
たっぷり野菜&フレンチな
「レストラン未満の、食堂以上。」
とんかつカンティーヌゆめみるこぶた
”
と、正式名称として、長くなりました。
もともと「野菜」「フレンチ」「レストラン未満の、食堂以上。」というコンセプトをベースに当店は成り立っておりましたが、それをキャッチコピーではなく、店名の中に組み込むことで、よりはっきりとそのコンセプトと方向性を明らかにしました。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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2025.9.1
【 自転車でご来店のお客様へ:駐輪スペースについて 】
自転車でお越しのお客様は、当店の「目の前」以外の場所には、決して駐輪なさらないよう、お願いいたします。
当店の正面に向かって右は、隣の店のスペースです。営業していない時間帯だとしても、土地の権利は隣の店にあります。
左側は私有地で、駐車スペースになっています。車が停まっていればそうとわかりますが、停まっていない時には、空きスペースのように見えます。
トラブルに発展することがありますので、必ず、当店の目の前、正面の、店主の視界に入る場所に、駐輪いただけますよう、お願い申し上げます。
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2025.8.18
【 テイクアウト商品のWebオーダーシステムが、「LINEオーダー」のシステムに変更されました! 】
「お問い合わせフォーム」より可能だった、テイクアウト商品のWebオーダーシステムが変更となり、
なんとこの度、LINEアプリでオンライン注文ができるようになりました。
とはいっても、基本的には、お問い合わせフォームのときと、仕組みは一緒です。注文用のフォームをコピペしてから、それにご自身で記入していただく、という形です。オーダー専用アプリになっているわけでは、ありません。
あくまで、メッセージング機能を無理くりにこなして、当店のオーダーシステムを「実装」しただけです。
それでも、従来からの差分としては
・HPにアクセスし→お問い合わせフォームまでたどりつく
・送信したあとに、メールアプリを開き、店から返信が帰ってくるのを待つ
という二つの手間が、大幅に削減できました。
特に、後者に関しては、店主のスマホ&アプリの動作不良の問題で、店主に「注文通知が届いていなかった」という理由で、店からの返信がけっこう遅れるというご迷惑がたまにあったことを考えると、LINEアプリであれば必ず通知がすぐ店主側に届くことになるので、「店から、返信が返って来ない…」という状況は、回避されるようになるはずです。
ユーザーID
@649oufic
を検索して、友達追加をしてみてください。使い方の詳細も、トーク画面のメニューバーにございます。
ぜひご利用になってみてください。
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2025.8.4
【 8月のとんかつカンティーヌは「戦争を考える月間」 】
毎年8月にアナウンスしていることです。驚くべきことに、これでもう7回目ですが、
毎年この時期に、店内に水木しげるの戦争まんがを置いています。
とんかつカンティーヌは、8月は「戦争を考える月間」としていて、特に今年は、戦後、被爆後、80年です。
このことを考えるきっかけを、何か提供できたらいいなと思います。
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるは、戦争で恐ろしい経験をした漫画家です。片腕まで失っています。
実は戦記まんがをいくつも描いています。
彼は単なる「反戦もの」としてそれを描くのではなく、あくまで「当時のリアル」を描くもの、として、描いています。
それがあまりに生々しく、不気味なくらい淡々としていて、だからこそよけいに、「これではダメだ。絶対にダメだ。」と、強く思わせてくれます。
恐ろしいのは、そういう当時の軍の組織統治のあり方や思想が、程度の差こそあれ、似たような形で、今、この現代の日本にも、いまだに部分的に根を張って、残っているように感じられることがある気がすることです。
今を生きる我々のことを顧み、考える。
それが、歴史を学ぶことの意味だと思います。
戦争なんて、もう絶対に起こしてはいけない。
でも実際に、世界では、いくつもの戦争が起こっていて、今この瞬間にも、不条理に犠牲になっている人たちがいる。そんな戦争を起こし、続ける人間は、いったい何を考えているのか。どういう思考回路を持っているのか。どういう思想に染まっているのか。その背景には何があるのか。
そしてその地に「たまたま」生まれ、暮らしていた人たちと、「たまたま」日本に生まれ、暮らしている我々と、いったい何が違うというのか。
ただスローガンとして「戦争反対」を叫んだところで、平和は向こうから歩いてやって来ることはない。だからといって、簡単に「核武装すればいい」だなんて、言語道断。
どちらも、ただの「思考停止」です。
我々の皆が、事実を知る努力を絶やさず、事実を確定できないことについては議論し、そのことの「意味付け」を、不断に更新し続けなければならない。
とにかく、「思考停止」が、最も危険なのです。
事実を知る努力を、怠ること。考えることを、面倒くさがること。議論することを、避けること。
それが、安易でわかりやすい根拠なき「嘘の物語」を語る者に、つけこまれる隙を作ってしまうのです。そのすき間から、嘘情報や、陰謀論が入り込んでくるのです。
もちろんこれは戦争に限らず、どんな問題でも同じです。
人間は、何度もこの同じ過ちを、古今東西を問わず、繰り返しています。その歴史から、学ばなければならないのです。
日本の「マンガ」には、そのきっかけを与えてくれるものがある。
今NHKの朝ドラでやっている『あんぱん』の主人公にもなっている、『アンパンマン』のやなせたかしも、自身の戦争体験から、「逆転しない正義とは、何なのか」を考え、考え、考え続けた結果、彼の考える「絶対善」…「飢えている者に、食べ物を分け与えること」という「絶対善」にたどり着き、アンパンマンが生まれました。
朝ドラ作中でも、そのことがテーマとして、伏線を交えつつ、過酷な戦争描写も含め、描かれています。
先日、NHKの朝の情報番組『あさイチ』で、俳優の妻夫木聡が、沖縄戦に関心があり、かねてから何度も現地に足を運んで、学んでいるということを、目を真っ赤にして、涙をこらえながら、時にこらえきれなくなりながら、生放送で、語っていました。
そういう人のことを”Woke”(ウォーク:「社会正義に突然”目覚めた”、意識高い系人間」)と呼んで揶揄し、馬鹿にするような種類の人間、そういう人間を、私は心の底から、軽蔑します。
妻夫木聡ほどの男がNHKで語ることとは全く次元も影響力も違いますが、こんなちっぽけな私も、臆せず、語るべきと考えることを語り続けようと、そのとき改めて思いました。
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2025.7.28
【 「価格改定についてのお知らせ」の続編が投稿されました 】
下記で「『価格改定についてのお知らせ』が完結した」と書いてありますが、とんでもない間違いでした。まったく完結しておりません。ただ「序章が完了」というだけでした。大変失礼いたしました。
これから、その価格改定の具体的なお知らせに入ってまいります。
カンティーヌランドトップの立て看板の内容が更新されましたので、どうぞご覧ください。
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2025.7.7
【 「価格改定についてのお知らせ」が完結しました 】
下記でお知らせいたしました「価格改定についてのお知らせ」が、本日完結しました。価格改定への思いと考えを、事業主の説明責任として公開したものです。
当店の話としてだけではなく、飲食業界や、はたまたこの日本全体の30年にわたったデフレ社会、デフレマインドについて今考え直すためのきっかけとして、市民全員が関わる議論の種として、
少しでも意味あるものとなれたら、と考えております。
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2025.6.23
【 「価格改定についてのお知らせ」の文書を公開しました 】
カンティーヌランドに、「価格改定についてのお知らせ」を掲示する新しい看板が立ちました。
少し長い文書になりますので、本日より数日おきに、全6回かけて、内容を追加更新していまいります。
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2025.5.13
【 「ちょこっと立ち寄り、サクッとイートイン」サービス! ”café Kobuta Table” がスタートしました 】
店内に、新しく小さなテーブルが配置されました。
これは以下のもののみを注文できる、小さなイートインスペースです。
・café Kobutaテイクアウト商品全般
・ドリンク全般
・デザート全般
・はみ出しメニュー
サンドイッチやデザートだけサクッと食べたい、などのときに、どうぞご利用ください。
「ドリンクのみ」のご利用は不可とさせていただきますので、ご了承ください。
ご利用時間は、店内通常の営業時間と同様です。
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2025.4.23
【 新カスクルート!「柔らかチキンとナッツときのこの森のカスクルート」が登場 】
ランチプレートのチョイスの中でも、ここ最近人気が高まってきていて店主としては本当にうれしい
「ナッツときのこの森散歩」のサラダが、
なんとカスクルート(テイクアウト商品)になりました。
ランチプレートの中でも、リピート注文率でいうとNo.1のこの料理、まだ召し上がったことのない方も、ぜひお試しください。
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2025.4.10
【 春限定!「春イチゴのミルフィーユ」が今年も登場! 】
昨年、実は最初はっきり言って「気まぐれ」に出したのに驚きの大好評を博した
「春イチゴのミルフィーユ」¥770
今年も登場です!
昨年召し上がった方からは、ありがたいことに3月前半くらいからリクエストがあったのですが、
桜シーズンもそろそろ終わりになるので、とうとうご提供開始です。春の苺、おいしいのがたくさん出てくるようになりました。
全て自家製のフィユタージュ(パイ生地)とクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)の、シンプルこの上ないのに、極上のおいしさのこのデザート。
例によって(いつも解説が長くなるので省略しますが)、お菓子屋さんのショーケースに並ぶミルフィーユとはひと味異なる、レストランデザートならではのおいしさが味わえるのは、カンティーヌのデザートの楽しみの一つです。
お菓子屋さんのミルフィーユと、なにがどうしてひと味異なるのか、ご興味ある方はぜひお聞きください!
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2025.3.10
【 ライトディナープレートにさらに新メインディッシュ登場!ランドに「かわら版」が設置されました 】
ライトディナープレートのメイン料理が、さらにもう一品増えました。
「なめらかベシャメルとチリコンカンのミートドリア」
パーツを援用してる感が満載ですが、これはこれで全然別の料理として、とってもおいしく仕上がっています。
バターライスですが、初のお米ベースの料理で、けっこうボリューム感があります。
それから、このとんかつカンティーヌゆめみるこぶたという店、もともと「とんかつ」は構成要素のうちの10分の1くらいの感覚で店を運営していたのですが、最近もっといろいろ新しいものを出したいと思うようになってきており、
文字ベースでそれら全てを説明していても、もはやお客様にとっても「ついていけない」状態になるのもまずいので、
カンティーヌランド内に、「こぶたかわら版」を設置しました。画像つきで、とりあえず直近の最新情報がざっくりとわかります。
詳細については、この「お知らせ掲示板」の説明をどうぞご覧ください。
インスタグラム、Facebook、メールマガジンの「こぶた通信」にご登録いただけますと、こういった情報が画像と説明つきで常時流れてまいります。
「こぶた通信」に関しては、「基本情報/アクセス/お問合せ」のページをどうぞご参照ください。
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2025.2.27
【 ライトディナープレートのメインのチョイスの中に、新しい料理が複数登場しております 】
信じられないことに、ライトディナープレートのメイン料理の選択肢が増えていることを、このお知らせ掲示板で告知することを忘れておりました。
もう1か月ほど前から、「オマール海老のビスク風味なマカロニグラタン」を提供していて、大変好評なので、熱々のグラタン料理第二弾もご提供することにしました。
今回は、コロナ渦中のデリ業態時代にも販売していて冬の人気商品だった
「メキシカンチリミートのアッシ・パルマンティエ」
アッシ・パルマンティエというのは、挽肉をマッシュポテトで覆ってオーブンで焼く、フランスの家庭料理なのですが、
中の挽肉部分を、スパイス風味豊かな挽肉と豆の煮込みであるメキシカンチリミートにしているのがカンティーヌ流です。
これが、バターの香るなめらかなマッシュポテトと、その上でこんがりと焼けてとろけたチーズと、バツグンの相性なのです。
マカロニグラタン、アッシ・パルマンティエともに、通常のライトディナープレートの+400円特別商品となっております。(2400円)
どちらも、まだ寒い今の時期にぴったりな料理です。ちょっと上質な洋食店、ハイグレードなファミレス料理、みたいな感覚で、どうぞお気軽にご利用ください。
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2025.2.24
【 最近、メカジキを召し上がって「異様な柔らかさ」を感じられたことがある方へ 】
直近で仕入れた「メカジキ」の中に、「異様に柔らかい」部位が含まれていました。
処理段階では私もやけに柔らかいな、と感じたくらいだったのですが、加熱調理すると、ぐじゃっととろけてしまうような、異様な柔らかさになってしまうということを、本日自分の舌で確認いたしました。
自身での確認が遅れたことをお詫びいたします。
今回仕入れたものは、鮮度や衛生面での問題はなかったのですが、急ぎ調べたところ、いくつかの原因で、こうした個体がまれにあるらしいという可能性がわかりました。
この「異様な柔らかさ」のメカジキを召し上がった方(「カンティーヌの夕食」「カスクルート」「テイクアウト」を問わず)は、おそらく「おいしくないな」と思われたことかと思いますので、自己申告制で大変恐縮なのですが、補償をいたします。
召し上がったものは、当店の「本来のメカジキの料理」ではありません。
おいしくない思いをさせてしまって大変申し訳ございませんでした。
大変お手数なのですが、可能性があるお客様はすべてこちらで把握しておりますので、ぜひ次回いらっしゃった折にご遠慮なくお申し出いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
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2025.2.13
【 2025年 2月からいろいろなことが変わりました 】
カンティーヌランドのトップに立て看板を用意して、このお知らせ掲示板上でそのお知らせをすることを失念しておりました。
説明不足で申し訳ありませんでした。
2月に変更点がいくつもありました。
①季節デザートのクレープが始まりました。
②夜の最終入店時間が20:30になりました。
③ライトディナープレートが予約できるようになりました。
④テイクアウト商品が遠隔注文できるようになりました。
⑤ライトディナープレートに新しい料理が増えました。
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① 昨年の2月にも提供しておりました、「シャンドルールのクレープ」というフランス式のクレープを、季節のデザートとして提供しております。
②夜の最終入店時間を、繰り下げました。ただ、20時以降にご提供できるメニューは「ライトディナープレート」のみとなっておりますので、ご了承ください。
③「ライトディナープレート」が、通常と同じ方法で予約できるようになりました。「当店のご予約制度」のページをご参照ください。
④テイクアウト商品が、「お問合せフォーム」からオンライン注文できるようになりました。お受取時間は、ご注文時点から20分後以降でご指定いただけます。詳細は「お問合せフォーム」の下に説明がございますので、どうぞご覧ください。
⑤ランチプレートと同じ内容となっていた「ライトディナープレート」に、冬の寒い時期限定で「オマール海老のビスク風味のマカロニグラタン」という新しい料理が加わっています。(ランチには提供しておりません)ちょっとリッチな熱々のグラタンを、ぜひお試しください。
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2025.1.9
【 2025年 変わります① 「夜の最終入店時間」 】
2月1日から、夜の最終入店時間を、変更いたします。
なぜ今まで、19:30という早い時間に設定していたのか?
それにはいくつか理由があったのですが、そのうちの一つに、当店リニューアル時(2022年)の考えとして、
「コロナ禍を経て、リモートワークも定着し、残業文化や飲み文化も変容し、社会全体の時間のサイクルが、1時間くらい繰り上がるだろう」
という予測がありました。
しかし結局そうはならず、いろいろなことがコロナ前と同じになってしまった感があります。
というわけで、夜の営業時間の変更となります。
ただ、20時以降は、「ライトディナープレート」のみのご提供となります。
これは、この時間以降に他のメニューのご提供が始まると、私が帰宅できなくなる可能性が高まるためです。私事で恐縮です。
会社帰りにサクッとお食事になりたいときに、どうぞお立ち寄りください。
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2025.1.4
【 年始のご挨拶&年始の営業開始のお知らせ 】
あけましておめでとうございます。
開業以来初めて、クリスマス~年末~正月と、ぶっ続けで営業してみました。
昨日1月3日をもって事前ご予約制だった年始とんかつ販売を終え、なんだかようやく仕事納めな気分です(笑)
結果としては「やってみるもんだな」と思えるほど、お客様からも好評のお声をいただくことができました。これはとてもうれしい発見でした。ご利用くださったお客様には、本当にお礼を申し上げます。
さて改めまして、昨年も本当にありがとうございました。当店をご利用くださった全てのお客様に感謝を申し上げます。
でなければ、今私はここにおりません。
1年前の年始の挨拶文を読み返してみましたが、文体から察するに、あの頃はまだ心に余裕があったんだなと、ふっと笑ってしまいました。
今は全く違っています。
実のところ、正直、2024年中に資金が尽きるかもしれない、というギリギリのところで、ずっと格闘を続けておりました。つまりゲームオーバーということです。
しかしなんとか、先ほど書きましたとおり、ご利用くださった全てのお客様のおかげで、なんとか年を越すことはできました。本当に感謝しかありません。
面白いもので、人は(自分は)本当に追い詰められなければ、本当の意味で自分を省みるということができないのかもしれません。自分の愚かな部分と向き合い続けた昨年の後半でした。
とはいえ見方を変えると、本当に追い詰められれば、本当に自分を省みることができる、と言うこともできたのかもしれません。今までになかった自分の中の変化にも――それは時として、ジェットコースターのような――気づくことができた1年となりました。
そういう意味では、意味のある2024年の経験でした。
年を越すことはできたものの、出血量が減ってわずかに延命しているだけ、という状況に変わりはありません。出血を完全に止めることができなければ、早晩ゲームオーバーの日はやってきます。
自分を省みるということ。
そして自分を変えるということ。
その結果自分が変わるということ。
しかしそれは、すなわちポリシーを投げ出すとか、生き残るためには(カネのためには)なんでもする、信念でもなんでもいくらでも曲げてやる、ということを、意味しません。私にとっては。
家族がいれば、また話は別だろうと思います。
しかし私は幸か不幸か、独りで生きている人間。
何を賭しても守らなけれなならない誰かがいるわけではありません。
今まではそのことを、虚しいとか寂しいとか最後に踏ん張りがきかないとか、マイナスにばかり考えていましたが、むしろだからこそ、最後の最後まで屈しない、何ものにもおもねることのない自分でいよう、という、強さの源泉にできるようなプラスの捉え方もしてみよう、というか、そうしなければ、もう本当に他になにも拠る「よすが」はないんだ、と、考えたりもしました。
思ったより長くなったので、また改めて、ブログに文章を書こうと思います。例年どおり、新年のブログ投稿です。ご興味ある方はお読みいただけましたら幸いです。そういえば、「カスハラ問題について考える」の連載が、中途半端なところで止まったままです。
さて新年の営業ですが、8日の水曜日から開始しようと思います。
結論を言うと、今年はいくつか、このお店も変わるところがあると思います。
それは追い詰められ、自らを省み、「これってこんなに頑なに意地を張って守らなければいけないことだったんだっけ?」と思い直した結果、「そうでなくたっていいじゃん」と思えた結果のことです。
しかし同時に、とんかつカンティーヌゆめみるこぶたは、とんかつカンティーヌゆめみるこぶたであり続けます。HPのコンセプトにあるとおり、『とんかつカンティーヌゆめみるこぶたの本』にあれほどたくさん書いてあるとおり(笑)、
とんかつカンティーヌゆめみるこぶたの目指そうとしている世界の方向性は、変わりません。
「それを失ってしまうくらいであるなら、そもそも存在する意味などない、資金が尽きて閉店したほうがまし」
こう本気で考えている自分に、気づきました。
より固い信念に気づくことで、より行動を柔軟にできる。こういうパラドックスもある。
これの繰り返しが、経営者として成長していく、ということなのかもしれない。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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