今日はちょっとレストラン気分に、とんかつ。
とんかつ屋と言えばガッツリ、男性の食事処というイメージ。
でも、そういう「ザ・とんかつ屋」は、ちょっと苦手…
という方は、世代性別に関係なく、きっといるはず、と思っています。
肉の量は控えめ、色とりどりの野菜がたっぷり、
心地よい空間と時間も、ゆったりと楽しみたい…
そんな全く新しいスタイルのとんかつ店の形態が、
「とんかつカンティーヌ」です。
そう、ここはもう、「とんかつ屋」というよりは、「レストラン」。
パンデミック、戦争、その他様々な世界の危機による影響を経て変容した、
我々の社会意識、日常生活のサイクル、金銭感覚、人生の価値観…
今、わざわざ外食をすることの意味(価値)とは、なんなのか?
上がり続ける物価、変わり続ける生活の相場感。
そんな中で、たまに、せっかくそれなりのお金を払って、
家の外で食事をするんだから、やはりそこには、
それなりの特別感と、満足感がほしい。
ただ単に「料理がおいしい」かどうか、というだけでなく、
入店の瞬間からご退店まで、そのお食事を通して得られる、すべての体験…
そこまで含めたトータルの付加価値としての、特別感と、満足感を
演出することができたら、それを感じてもらうことができたら、
それこそが、これからの社会における、
本当の外食の価値となると、考えているのです。
フレンチガストロノミーの世界で修業してきた料理人がつくる、
今まで、誰も経験したことのなかった、お食事の場…
空間はカフェ、レストラン未満な、食堂以上。
日常の中に、ちょっとだけ上質な非日常を、お届けいたします。
ほしいのは、胃もたれするような
「量」じゃない。
「厚み」と、「旨み」。
食後に胃もたれするような料理は、作りたくありません。皆が皆、250gも300gもの「大きさ」をアピールするとんかつを望んでいるわけでは、ないはずです。 とんかつカンティーヌのとんかつは、とても不思議な形をしています。それは、「分厚い肉にかぶりついているという食べ応えを最大に感じてもらいつつ、且つ、身体に負担にならない量」を実現するために考え出された、完全オリジナルな、当店独自のものです。 この形状、この厚みでありながら、完璧な火通しを実現するために、そして肉という素材そのものが持つ旨みを限界まで引き出すために、フランス料理の繊細な火入れと塩加減の技術が、最大限に発揮されています。
「千切りキャベツ」という画一性、
もう、やめにしたい。
めいっぱいの、野菜。
とんかつを、千切りキャベツとではなく、色とりどりのたっぷり野菜と一緒に食べる…そう、とんかつカンティーヌのとんかつは、「野菜をソース代わりにして食べる」という、驚きのコンセプトのとんかつなのです。 (とんかつソースは店内に置いてありません。) とんかつカンティーヌでは、とんかつ自体、「普通のとんかつの作り方」では、作っていません。下処理の時点から、フレンチの技術を駆使して「フランス料理の、肉料理」のつもりで、作っています。 旨みを最大限に引き出され、ベストな状態に火入れを施されたとんかつを、フレンチならではの技術で仕立て上げた季節の焼き野菜と生野菜をたっぷりの付け合わせにして、メインディッシュの肉料理として食べてもらう…。 とんかつという料理が、これほどまでに体に良さそうな料理になるんだということを、ぜひ、体感してみてください。
いわゆる
こんなカツサンド、見たことない⁉「とんかつソース」の味ではない、野菜たっぷりの、全く新しいカツサンド!
「とんかつ屋」
では
しっとり柔らかい自家製サラダチキンの、満足度たっぷりなボリュームサラダ!
ないのです。
複雑で食欲そそるスパイス香に、びっくりするようなしっとり感、ジューシー感、クリスピー感!やみつきのフライドチキン!
「とんかつ」は、とんかつカンティーヌの、ほんの一部。
旬の素材が躍動する、
季節を彩る逸品の数々。
とんかつカンティーヌゆめみるこぶたは、「季節を感じられる店」でありたいと考えています。料理の付け合わせ野菜や、お食事の最初の突き出しに必ず季節感のあるものが出てくるので、ぜひそんなところから「ああ、この季節なんだな」と感じてもらえたらいいなと思っています。 そして、「とんかつは、店のただの一部分でしかない」とんかつカンティーヌならではと呼べるのが、いつも何かしらご用意している「季節の逸品料理」。この季節にはぜひこの食材を食べてもらいたいな、と思うものを、フレンチの技術を使って、ほんのちょっぴりだけ驚きを与えられるような料理にしています。年間通していくつもの料理、ときにはデザートまで、めくるめくラインナップが登場しますので、どうぞいらっしゃる際には、お楽しみになさってください。
提供したいのは「とんかつ」ではなく、「体験」です。
より美しく、より楽しい、
お食事の空間と時間。
とんかつカンティーヌゆめみるこぶたは、「とんかつ」が主役の店では、ありません。とんかつカンティーヌの真の付加価値は、「とんかつ」ではなく、「カンティーヌ」という、店主が独自に構想した、「全く新しい飲食店の形」にあります。 空間はカフェみたいで、食堂使いできるのに、でもその体験は、なんだかちょっとしたレストランにでも来たみたい…「空間はカフェ、レストラン未満な、食堂以上。」がコンセプトのオリジナル業態、「カンティーヌ」。 ここは、ただ「食べた。おいしかった。」というだけの空間では、ありません。店に入ったその瞬間から、店を出るそのときまでの、すべての時間と体験を、トータルで付加価値としてご提供する、そのすべてをもってひとつの「カンティーヌでの食事」として体感してもらう、そのことを目指している店なのです。 季節ごとに移り変わる店内、世界観を体現する背景の音楽、わざと余白に意味を持たせている、独特の時間の流れ…いつもの社会の喧騒から一歩離れたいご気分のとき、どうぞそんな世界観をゆっくりと味わってみてください。