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カンティーヌCantine

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食堂

カンティーヌという聞きなれない言葉は、フランス語で「食堂」を意味します。

実は店主はずっとフランス料理の世界で料理人として修業してきたのですが、自分でお店を出すときには、「フレンチレストラン」ではなく、「食堂」として利用してもらえるようなお店をやりたいなあ・・・とずっと考えていました。

カフェ

そしてまた、「カフェ」という空間が好きでした。自分だけの時間を過ごせる、居心地のよい空間、ゆったりした音楽・・・そんなほっとリラックスできるようなお店にしたいなあ、と思っていました。

飲み物

店主はあまりお酒を飲みません・・・というより、いわゆる「飲み」の場がちょっと苦手です。

世の中、「飲み好き」な人にとってはきっと楽しいんであろうお店はいっぱいあるのに、飲み好きでない人、お酒を飲めない人、あるいは「今日はお酒は要らない」という人にとってうれしい「食事のお店」はほとんどないなあ・・・と思っていました。

とんかつ

とんかつという料理が好きでした。

 

様々な種類の飲食業においては、仕込んでおいたもの、既製品のものを、注文に応じて温めなおして、調理工程は「最後の仕上げ」だけで提供、とせざるをえない事情がままあることは、致し方ありません。

それでもとんかつだけは、必ず、「注文が入ってから揚げて、できたての状態で出てくることが確か」である料理として、料理人の私は注目していたのです。このライブ感、臨場感があるから、とんかつ屋はいい。それに、副菜のキャベツもある。椀物もあって、漬物もついてくる。まさに日本の献立として完成されている、この満足感。

とんかつカンティーヌ

それならば、カフェのようなかわいくて居心地のよい空間で、騒がしい「飲み」の空気に取り巻かれることなく、自分だけの食堂のような感覚で、でもたまのちょっぴりぜいたくなごちそうのお食事処として利用できる、とんかつ屋をやろう!と考えました。

でも「とんかつ食堂」?「とんかつカフェ」?どれもしっくりこない・・・すでに存在している「食堂」や「カフェ」という言葉のイメージには、何か自分のコンセプトは合わない。となれば・・・新しい業態名を作ってしまおう!というわけで生まれたのが、「とんかつカンティーヌ」です。

本当は、本来のフランス語の「カンティーヌcantine」は、学生食堂や社員食堂などのような「カフェテリア」のことで、あまり外食をする飲食店というニュアンスではないのですが・・・日本社会の中で新しく、「プチごちそうなお食事体験を提案する食堂業態」という意味として捉えてもらえるようになったらうれしいです。

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