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まだ「変われる」ことの喜び ~2025年を振り返って~

2026年が明けてから、はや1ヶ月。年初営業開始したかと思ったら早々に店内修繕工事が入って一週間近くも営業休止になるとかトンデモ事態から始まった今年です。というか工事が終了してやっとアクセルを踏めるようになった今からようやく今年の通常営業が始まったくらいの感覚です。かと思ったらもう1月が終了。


さて年初には、不定期マガジン「こぶた通信」にて、「いま、特段、語りたいことがない…」と書いていたのですが…


とは言いながらも2025年を振り返っていろいろ考えていて、やはり今年の最初の一言として、自分でも文章として残しておきたいなと考える感慨がありました。


それは…「2025年、意外と、自分自身が、変わることができた」ということ。


こんな歳になってくると、なかなか、「変わること」というのは難しくなってくるものです。ものだと思います。たぶん。どうなんでしょうか?一般的に。


自分はいろいろ信念信条が強くて、それはある面においては良いことと考えることもできますが、実際にはそれを補ってなお余りあるほどに悪いこともあったりします。殊に、私は完全に独りで生きている人間なので、他からの風が全く吹き込んできません。そうするとだいたい、強すぎる信念というのは、悪い方向に固定化していくことが多くなるのではないかと思います。自分の経験的に。やはり何においても多様性というものが必要で、ときどき異質なものが混ざったりしてきて、シャッフルされることが、進歩、進化、成長していくためには、不可欠なんだろうと感じます。


2025年の1年間を通して、とんかつカンティーヌゆめみるこぶたで起こった変化…いや、「起こした」変化を、振り返ってみました。


客観的に見ても「変化」と言えるくらいの変化と、変化というよりは単に「メニューを増やしただけじゃないか」みたいな程度にしか見えないものと、いろいろ混ざっているのですが、重要なのは、それらのうちの多くに、共通する一つの要素が含まれていることです。


2025年の変化一覧

2月 最終入店時間の繰り下げ 19:30→20:30

2月 ライトディナープレートが予約可に

2月 テイクアウト商品がHPのお問い合わせフォームからオンライン注文可に

2月 「自家製フライドポテト」が、単体テイクアウト商品として登場

2月 グラタン、ドリア、オムライスなど、「ライトディナープレートのプラスアルファ特別料理」が登場

2月 それらがテイクアウト商品としても販売開始

4月 ちょっとしたイートインスペース「café Kobuta Table」設置

4月 「ナッツときのこの森散歩」がカスクルートとなって、テイクアウト商品として登場

8月 お問い合わせフォームからのテイクアウトオンライン注文を、LINEオーダーシステムに変更

9月 新しい季節限定デザート「カルダモンとアールグレイのクレームブリュレ」登場

10月 価格改定とメニュー改定

10月 店名に「たっぷり野菜&フレンチな、レストラン未満の、食堂以上。」が追加

10月 お弁当商品「BOXシリーズ」の登場

10月 「ライトディナープレートプレミアム」が定番メニューとして登場

10月 お酒を楽しむためのコース「ちょこっと懐石コース」が登場

12月 「ランチプレート」が予約可に

12月 「こぶた通信」ストーリーズ投稿開始

ほか、実はこまごまと少しずつ、予約方法・予約制度が簡素化


実はこれら「変化」のうちの、けっこう多く…は、実は過去にもすでに検討したことがあった結果、一旦は「やらない」と結論していたことだったのです。それを、けっこうたくさん、2025年は、「やっぱりやってみよう」のモードに、切り替えることができました。


一旦「やらない」と結論していた、その理由が問題で、一言で言うと…自分のポリシー上の制約、つまり信念、信条、正義感(?)から、「やりたくない、やるべきじゃない、やってはいけない」と、決め込んでいたのでした。


細かい経緯は端折りますが、しかしいろいろあって、「いや、それは、本当にそこまで頑なになるべきことなのか?」という疑問が自分の中で頭をもたげるようになってきて、経営的に極限まで追い詰められていることもあるし、根本的に芯がブレるというわけでもないのだから、試しにやってみるくらいはやってみたらいいのではないか?あるときから、そう考えられるようになってきました。そして、そういう自分の中の気持ちの変化というのは、起こったときにその機を逃してはいけないものなんだろうな、という直感もあって、「自らの意志として、変えてみよう。」と思えるようになったのでした。


「変わってきた」ときに、「変える」。


これはそういうバイオリズムというかご縁というか、何かが偶然のきっかけとなって突如起こったりすることなので、そのときに実行に移すのがちょうどたまたまいいときなんだと思いますし、逆にそのときでなければ、無理して行動に移してもうまくいかなかったりするようにも思います。だからなんでもかんでもいつでも無理して「変えよう、変わろう」と考え続けなければいけないものでも、ないと思います。


ただ2025年は、意外と、年間とおしてコンスタントに、適度なタイミングで適度にいろいろな方向について、自分の中で変化が続けて起こってきた感覚があって、それに従ってわりとすんなりと変えてみようかなと思うことができた年だったように思います。

繰り返しになりますが、上の「変化一覧」、第三者的には全くたいしたことないように見える「変化」も、実はそれまで自分の中で「根拠をもって」頑なに拒んでいたものが含まれていて、そういうものの足かせが、急にいろいろとはずれたわけです。


これは、気持ちのいい体験でした。スッキリするものです。いったい今まで、自分は何にこだわっていたのか?何を守ろうとしていたのか?解放されてみれば、明らかにそれまでの自分が、ちっぽけに見えてくるものです。


そして、何より良かったこと…それは、その変化が、「お客様に喜ばれた」ということ。


上の変化一覧、今こうやって見てみれば、もはやとんかつカンティーヌの当たり前のサービスメニューとなっているものばかりです。当たり前と言えるくらい、多くのお客様からいつも普通に、ご利用いただけているものです。


これらが、なんと1年前の今は、ひとつも、なかった!

衝撃でした。自分で。


時間は流れ、世界は常に変わっていきます。自分が住んでいる社会も、自分の身の周りも、それに合わせて変わっていきます。そうして、自分も変わっていき、時に、自覚的に、変えていく。「俺は変化がきらいだ!俺は変わりたくない!」と過去にしがみついて変わろうとしない生き方、むしろ時代に逆行して昔に戻そうとさえする生き方、そういうふうにはなりたくないと、理性的には考えつつも、自分の「信念、信条」を考えると、歳をとるとともに、自分もやはりそうなっていっているのか…と普段けっこう思いがちな自分なのですが、


「なんだ、まだ、意外と、変われるところもあったじゃん、自分。」


という感覚を得ることができたこと。このほうが、いいじゃん。と思えたこと。これが、2025年の収穫でした。


まだまだ、自分の体のまわりからそぎ落としていくことができそうな、「よけいな信念、信条」もありそうです。芯をブレさせない範囲で、変われることの喜びと楽しみを、2026年も、見つけていこうと思います。

 
 
 

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